2014年7月16日

Google+が実名制を撤回

Google+が登録時の氏名に実名を強制することをやめたらしい。実名を強制することで無分別な行動を抑制するのが目的だったが、実際には思慮深い人たちが利用を控えて、無分別な人は実名で無分別ことを行ったという結果になったというのがその理由のようだ。

しかし実際にはGoogle+の問題は実名制にあるのではない。公私混同にあるのだ。

Google+というのは公開前提のコミュニティだ。そしてGoogle+アカウントはGoogleアカウントと紐付けられて、GmailやGoogleドキュメントとも連動し、スマートフォンで撮影した写真をバックアップすればすべてGoogle+アカウントに保存される。

メールは私的なものだ。撮影した写真も公開したいものもあればプライベートなものもある。Google+ではこれらパブリックとプライベートが渾然一体となっていてプライバシー保護に不安を抱く要素となる。

同一人物が利用するのだから非公開のものも公開するものも一つのアカウントで利用することに異を唱えるつもりないが、公開と非公開の間にははっきりとした線引きが必要だ。そしてGoogle+はその境界を曖昧にしている。これこそがGoogle+の最大の問題だ。