2014年7月14日

アップルが古いFlashをブロック

AppleがSafariのプラグインとしてFlashを利用する場合、古いバージョンのままだと表示をブロックする仕様になったらしい。

Flashにはセキュリティホールが多く発見され、しかもそれを悪用したケースが多く見受けられるため、常に最新版にアップデートしていないと危険だ。

Flashが最新版でない場合に警告を発するAppleの方針はユーザーの安全に配慮したものだ。しかしその後が問題だ。Flashが最新版でない場合、メッセージと共にダウンロードサイトへのリンクが表示される。そこから最新版をダウンロードしてインストールするよう促されるということだ。

このどこが問題かというと、偽サイトが出現する危険があるということだ。「危険です」とユーザーの不安を煽ってファイルをダウンロードさせるというのは偽サイトの常套手段だ。Appleがやろうとしていることは詐欺でも偽サイトでもないが、このようなやり方を正規のメーカーがやってしまうと偽サイトに騙される人が増える原因になる。

Appleが取るべき対応は、古いFlashをブロックするところまで。最新版にアップデートするのはユーザーが自分で考えて実行するべきだ。それすらできないユーザーにはFlashのような脆弱なプラグインは使わせないほうが安全だ。

その点、Google ChromeやWindows8版Internet Explorer11はFlashをブラウザに組み込んで、自動アップデートでFlashを最新版に保つことができる。Safariも古いバージョンをブロックするのでなく強制的に最新バージョンにアップデートできる仕組みを導入するべきだろう。

個人的には古いバージョンのFlashをブロックするのでなく、Flashという古いテクノロジをブロックする方が歓迎だ。