2014年5月31日

クラウドストレージ比較(文書作成編)

クラウドストレージを個人で利用する場合、多くは写真などの保存、共有だろう。しかし仕事で使うとなるとちょっと変わってくる。大企業の場合は専門部署が何をどう使うか決めるので従業員に選択肢はないが、自営業や、それに近い零細企業の場合は自分の判断で使い方を考えるようになる。

そこで、仕事で使う文書の保存、共有に絞ってクラウドストレージを比較してみることにする。Apple, Google, MicrosoftといったOSを作っているところはクラウドストレージも提供している。しかもグーグルやマイクロソフトは無料で利用できる容量が大きい上に有料プランも割安だ。しかしいくつか問題点もある。その他に、サードパーティのクラウドサービスはBoxとDropboxくらいしか残っていないし文書作成までサポートしていない。そこで今回はOS系クラウドを中心に比較してみる。

ブラウザアプリの利用

ブラウザアプリで利用するには、各社ともOSは問わない。対応ブラウザは限られるが、Mac, Windowsはもとより、Linuxでも利用できる。ただし、Microsoft Officeは商用利用にはOffice365の契約が必要だ。

モバイルアプリの利用

モバイルアプリに関しては、それぞれの会社で対応が異なる。Appleは自社製iOSしか対応していない。グーグルとマイクロソフトは自社製モバイルOSの他に iOSに対応している。つまり、iOSならどれもで利用できるということだ。ただし、マイクロソフトは単純なストレージとしてのOneDriveはAndroidにも対応しているので、サードパーティの文書作成アプリと組み合わせればAndroidで使えないわけではない。

ファイル形式

Apple, Microsoft, Googleともに自社の独自形式で文書ファイルを保存する。それぞれに互換性がないのだがマイクロソフトのOffice形式は最も普及しているファイル形式だけにアップルやグーグルのモバイルアプリでも読み込むことができる。アップルの場合はOffice形式での出力もできる。グーグルは、新しいモバイルアプリでは他社形式での出力はサポートされていないが、同社が買収してサービスが残っているQuickofficeならOffice形式での出力もできる。

デスクトップアプリの利用

マイクロソフトとグーグルはデスクトップOSとファイルを同期できるアプリをリリースしているので、WindowsやMacでもOfficeなどのアプリを使って文書を編集できる。Microsoft Officeならアプリから直接クラウドの文書を開いて編集することも可能だ。アップルはWindows用にそのようなアプリの提供はないが、Macで使うならPages, Numbers, Keynoteといったアプリから直接クラウドの文書を開いて編集することができる。

パスワード保護

仕事で使う文書の場合、デリケートなデータはパスワードで保護しておきたい。デスクトップ版Microsoft Officeやアップルのアプリなら文書のパスワード保護も可能だが、モバイルでの利用となると条件が限られる。アップルはモバイルでもパスワードで保護されたファイルの閲覧、編集ともできるが、グーグルやマイクロソフトはモバイルではパスワード保護されたファイルは閲覧すらできない。モバイルアプリでの編集はまた一般的ではないが、せめて閲覧くらいできないとクラウドにファイルを保存する意味がなくなる。サードパーティのクラウドでも、Dropboxはパスワードで保護されたOfficeファイルを閲覧できるが、Boxは閲覧できない。

結論

結論としては、iOSとMacを使っているなら、アップルの純正サービスが唯一の解となる。それ以外の環境では、モバイル編集に制限があるが、クラウドにDropboxを利用して、デスクトップ環境ではMicrosoft Officeを使うのがいいだろう。

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