2013年12月31日

2013年のまとめ

今年もあとわずか。少し時間が取れたので今年を振り返ってみよう。

電子書籍

個人的には今年も電子書籍は要注目のサービスだった。

まず、昨年秋に大騒ぎされたKindleが思ったほどよくなかった。Amazonのビジネスモデルは他の店でほしいものを見繕って、最終的にAmazonで購入させるという方式に思えるのだが、電子書籍に関しては他の店でほしい本を見繕ったらそのまま買うのでAmazonに到達しない。

そして、Kindleストアはワンクリック購入で注文ミスが起きやすい。特にタブレット端末ではスクロールさせるつもりでワンクリックボタンに触れてしまい、勝手に購入が確定してダウンロードしてしまったことが複数回あった。注文ミスはカスタマーサービスに連絡すれば取り消してくれるのだが、頻繁に発生すると煩わしい。自然とKindleストアから遠ざかることになった。

また、一部のユーザーに激しく嫌われながら楽天koboがシェアを伸ばしたのは予想通りだった。宣伝メールが多いと不評の楽天だが、あれだけ儲かっているのだ。同様のビジネスモデルを展開すれば不満は多くとも売り上げは伸びるだろう。

他では、角川グループのBookWalkerの躍進が目立った。出版社直販店から脱皮して他の電子書籍ストアと真っ向勝負できる総合書店となった。決済方法もAmazonや楽天のようにクレジットカードと自社専用のポイントではなく、汎用電子マネーのWebMoneyや、PayPalにも対応した。年頭にはここまで伸びるとは思っていなかった。

サービス終了

今年前半にはPosterousやGoogle Readerなど愛用していたサービスが相次いで終了した。また無料のWebメールでも、au oneメールやライブドアメールなどが終了するなど、メールサービスの寡占化が進んだ。

オンラインストレージ

オンラインストレージではNaverのNドライブやキングソフトのKドライブ、リコーのクオンプなど、本業以外で参入していたサービスが相次いで終了した。残っているのは専業サービスと、OSを提供しているところが主体となっている。

専業サービスの中ではDropboxが老舗らしく安定している。SugarSyncは無料サービスをやめて既存の有料顧客を中心としたサービスに切り替えた。容量無制限で話題となったBitcasaは大幅値上げでビジネスモデルの不安定さを露呈した。

OS提供組ではマイクロソフトのSkyDriveとGoogleのGoogleドライブが2大勢力だ。しかしそのビジネスモデルは大きく異なっている。

マイクロソフトは自社が有料で販売しているWindowsやOfficeなどの付加価値としてSkyDriveを基本容量無料で提供している。あくまでも主体はWindowsやOfficeであって、利便性を提供し、価値を高めるためのものだ。

GoogleもAndroidやChromeOSと組み合わせて使うものだが、Googleの場合はOSで儲けているわけではない。広告収入を得るためにユーザーを引き付けるための利便性提供だ。

決済

オンラインだけではないが決済方法もこの1年でずいぶん変わってきた。電子マネーに関しては交通系電子マネーが全国相互利用が推進され、本来の鉄道利用でもショッピングでの利用でも大幅に利便性が向上した。基本的に電子マネーは交通系に統一して差し支えないところまできた。逆にEdyは楽天色が強まって、汎用電子マネーとしての魅力が減じた。

オンラインではPayPalがやっと日本で存在感を示し始めた。オフラインでのPayPal決済に関しては、まだ始まったばかりで対応店舗も少なく、実用的ではない。

クレジットカード情報の流出が相次いでいるので、クレジットカードの利用を控えるようになった。クレジットカードに代わる決済方法として決定的なものはまだない。オフラインでは電子マネーが定着したがそれでもクレジットカードほど対応店舗がない。オンラインでは各種プリペイド決済が花盛りだが、それぞれのサービスが独自に展開して汎用性がないため積極的に利用しようとは思わない。

情報漏洩

スノーデン事件以降アメリカ政府が通信を傍受してユーザーのデータを盗み見ているというのが一般的な見解になってきた。アメリカ政府は以前から中国政府情報の検閲を行っていると批判していたが、アメリカ政府も同じ穴の狢だったということだ。

さらに、年末になって中国のバイドゥがIMEの入力文字を自社サーバに送信していることが問題になった。入力した文字を送信されるということは重要な情報が筒抜けになるということだ。しかしオンラインストレージにデータを保管するのも同じことだ。オンラインストレージではデータは暗号化されて保管され、第三者は見ることができないことになっているが、アメリカ政府はアメリカ企業のオンラインストレージを覗き見放題という可能性も考えておいたほうがいい。

スノーデン事件とバイドゥ問題で何が危険かというと、情報漏洩もそうだが、オンラインのセキュリティが信頼に足るものでなくなることが危険だ。今までは暗号化して送信してたものでも、重要な情報は直接会って手渡ししなければ信用できなくなる。

終わりに

個人的なことだが、どうやらブログプラットフォームをBloggerからWordpressに変更したようだ。自分のことなのに他人事のように書いているが、併用していた二つのサービスが、気が付いたらWordpressメインに変わっていたということだ。BloggerはGoogleのサービスなので、デスクトップはChromeOS、モバイルはAndroid、メールはGmailとGoogleで統一するとBloggerとの相性がいいのだろうが、Twitter連動一つとっても他社サービスとの連動がうまくない。自社サービスに凝り固まっているその姿はかつてのYahooを見ているようで先行きが不安だ。

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