2012年4月11日

電話番号錯乱時代

KDDIが携帯電話から固定電話の番号で発信し、その番号に着信すると携帯電話で着信する「auオフィスナンバー」というサービスを開始した。傍目から見ると携帯電話に固定電話の番号を付加するサービスだ。

今までも固定電話にかけたつもりが転送されて携帯電話に着信するというケースはあった。しかし今回は着信だけでなく発信も携帯電話からなのに固定電話の番号がつく。

すでにナンバーポータビリティで電話番号からでは携帯電話か固定電話かの区別だけでキャリアの判断がつかなくなっているのに、これで携帯電話と固定電話の区別もつかなくなる。

問題は通話料だ。サービスの概要を見てみると、サービス契約者が発信する場合の通話料は書いてあるが、第三者がサービス契約者に電話をかけた場合の通話料は書いていない。もちろんこれはauではなく電話をかける人が契約している電話会社の料金なので、いくらになるかはauではわからないのだが、それがau携帯電話あての料金になるのか固定電話あての料金になるのかさえ定かでない。

つまり、通話料は「いくら掛かるかはその場では教えないがあとでまとめて請求する」というかなり不誠実な仕組みになってきている。単価表は提供されているので相手のキャリア等がわかっていれば通話料はわかるのだが、料金体系が複雑になってきているので実用的でない。すでに料金後払いという制度になじまないのではないだろうか。

今のところ通話料は支払えないほど高額になることは少ないので問題が表面化していないが、携帯電話のパケット料金などではときおり高額請求がニュースになっている。

料金がかかる前に、その都度通話の単価を知らせてくれればいいのだが、あまり現実的ではない。そうであれば、料金前払い(プリペイド)か定額料金制にするのがいいのではないだろうか。

2 件のコメント:

いしだあなりざ さんのコメント...

固定電話から固定電話にかけると「ただいまから電話を転送します」とアナウンスがあり携帯へ転送される。このときの料金はいくら課金されるのだろうか?気になるところです。自動的に海外に転送される場合等どうでしょう?けっこう怖いものがあります。

岡野仁 さんのコメント...

一般的な転送電話の場合は電話をかけた人の通話料は転送元、つまり自分が番号を指定した電話までの通話料であり、そこから転送先までの通話料は転送を設定した人の負担なので心配はないです。

ここで気にしているauオフィスナンバーは、転送ではなく直接携帯電話に着信するようなので、固定電話にかけたつもりで携帯電話宛の通話料がかかる可能性があるということです。