2012年3月22日

Bloggerの国別リダイレクト問題

BloggerがURLを国別にリダイレクトするようになって一部の人が騒いでる。なぜ一部の人かというと一部の人にしか関係ないからだ。

今回の変更はどういうことかというと、例えば日本でBloggerのブログを見るとそれがどこの国で作られたものであろうとblogspot.comではなくblogspot.jpにリダイレクトされる。逆に日本で書かれたBloggerブログであっても、国外から閲覧すればその国のドメインにリダイレクトされる。

一般ユーザーがブログを見ることに関しては、リダイレクトされるので気にする必要がない。ブックマークを更新していなくても、リンクが古くても問題ない。問題があるのは、ブログのURLを利用したコードを書いている人たちだ。

そう、今回の仕様変更はプログラマに影響がある。それもBloggerそのもののプログラマではなく、外部サイトとの連動に関連するサービスを開発しているプログラマなどに影響してくる。だからそういった人達が問題視している。あとはSEOと称して外部からリンクを貼りまくっている人たちかな。

自分が影響を受けるプログラマでなければ、気にする必要はない。影響を受けるサービスを利用していたとしても、利用者は何もできないわけだし。

ただこれはBloggerだけの問題ではない。Twitterでも先日国別のフィルタリングができるようになったし、ウェブサービス全体が国別のコンテンツ規制に対応していくのが今後の流れだろう。これをもって表現の規制だという人もいるようだが、ちょっと違う。

国別のコンテンツ規制といってまず思い浮かべるのは中国だろう。有名なグレートファイアウォールがあるから。しかし中国などは問題があると思えば国家レベルでまるごとブロックするので実は今回の変更とはあまり関係がない。今回の変更で重要なのは、むしろ国家レベルでフィルタリングを行なっていない日本やアメリカなどの国への対策だ。

日本やアメリカでは表現の自由は保証されている。だからといって何でも書いていいかといえば、それでも公序良俗のほうが優先される。そして公序良俗は、国によって違うのだ。

例えば、ある国で崇拝されている神を称える言葉は、別の国で崇拝されている神を侮辱することになる場合だってある。そうなってくると、今までだとどこかの国で問題があれば全てブロックせざるを得なかった。国家レベルでのフィルタリングが行われていない地域では。ところが、今回のBloggerや、先日のTwitterのように国別のフィルタリングがサービス提供側でできるようになると、問題になる国だけブロックすればそれ以外の国での表現の自由を確保することができるというわけだ。

BloggerにしてもTwitterにしても、表現の自由をできるだけ確保しながら、問題のあるコンテンツを排除するためにこのようなことをしているはずだ。それをわずかでもコンテンツがブロックされるからといって表現の自由が損なわれたというのは間違いだろう。

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