2012年1月20日

アップルの自費出版ツール

Appleが新たに発表したのはiBooks用の自費出版ツールがメインだったのか。これを音楽のiTunesに置き換えて考えてみると、要はGarage Bandのようなもの。メジャーデビューできない作家には受けるがメジャーシーンでは影響がなさそうだ。

iBooksの方は機能的には進化したが肝心のコンテンツがついてきていない。iTunesが受け入れられたのはその機能ではなくて今までCDで購入していた楽曲を手軽に安く買えるようになったから。

そういう意味では、紙の本の新刊発売と同時にiBooksストアで発売する体制が整わなければ受け入れられない。iTunesの場合はアルバムをばら売りするという新しい販売方法も導入したわけだが、小説の場合はばら売りとか意味がない。短篇集とか雑誌の記事とかはすでに電子書籍ではばら売りしているケースもあるので、あとは方法論ではなくコンテンツホルダーがどこまで移行する気になるかだけだろう。

教育シーンをメインに考えているようだが、これもどこまで受け入れられるのだろうか。学生の立場からすれば便利になるのは事実だが、教授の立場からすれば今までのやり方で学生に自分の著作を強制的に買わせるほうが楽だし利益もあると思われるのでわざわざそこまでするのは情報系の教授だけのような気がする。

学校が組織的にiPadのみを教科書として認めるとかの強硬措置をとらなければ普及しないんじゃないかな。

いずれにしても、これは受け手ではなく送り手の態度に全てがかかっている気がする。

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