2010年2月24日

日経新聞が電子版を創刊

日経新聞が電子版を刊行するそうです。従来から日経新聞社の Web サイトはありましたが、今後は有料会員向けサイトになり、無料会員や非会員はアクセスできる範囲が限られるということです。英 FT のビジネスモデルに近いですね。

料金的には新聞紙を購読している場合に月額 1,000円、電子版のみなら月額 4,000円となっていて、朝刊のみを定期購読する方が割安になります。同様の料金体系になっている英 FT の場合は有料会員が週 $3.59 、プレミアム会員が週 $5.75 です。また、 Amazon の Kindle で購読できる新聞の月額 $22.99-$27.99 と比べても割高です。

料金が高いや安いかは人それぞれ感じ方が違うでしょうが、私はこういったオンライン新聞の有料化には賛成です。なぜならばその新聞の良否を判断し、代金を支払うだけの価値があるかどうかの決定権を読者自身が持つことができるからです。

これが広告モデルのような形での無料化であれば、読者がどれだけ有益だと判断しても広告主がそう判断しなければビジネスが成り立たなくなり、また逆に読者からどれだけ低俗で無益だと酷評されても広告主が広告を出す価値があると判断すればその新聞は儲かることになり、世の中から読者の望む新聞がなくなって新聞が広告主に支配されることになります。

日経新聞の電子版は発表を見る限り iPhone アプリを用意していないとか、 対応ブラウザが限定されていて Flash プラグインが必要で、価格的にも「紙の新聞の部数に影響を与えないことを前提に」しているなど、あまりやる気を感じられません。しかし読者にお金を払う価値があるかどうかを判断してもらうという決断がある以上、読者の声を聞き入れてより良い紙面に改良していくことと期待しています。

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