2009年9月3日

ウォークマンのシェア拡大が意味するもの

SONY ウォークマンEシリーズ 2GB NW-E042(GP)
新聞によると、国内でのウォークマンのシェアが iPod を超えたそうです。このニュースの意味するところは、 iPod の凋落でもなく、ウォークマンの躍進でもなく、携帯音楽プレイヤーの市場が新しいステージに入ったということです。

iPod というのは PC と接続しなければ使えません。 Mac である必要はないのですが、 最低限自宅にインターネットに接続できる PC があって、 iTunes をインストールできなければ使えないわけです。

しかし世の中には自宅に PC のない世帯もあります。あるいは PC があっても、 iPod やウォークマンを好む中学生や高校生が自由に使える環境にない場合もあります。

そういった層は iPod は使えないわけです。昔ながらのラジカセでカセットテープに録音したものをテープ型のウォークマンで聴くというスタイルがまだ残っていたわけですが、そういった層がメモリ型音楽プレイヤーに移行するにはどうしたらいいか?

PC を購入する、というのもひとつの解ですが、それにはコストがかかります。お金だけでなく、 PC を持っていない人というのは PC に対するアレルギーがあってそんな複雑なものは使えないと思っている場合もあるのです。

そのコストを解決するのが、ウォークマン対応ポータブルステレオです。昔のラジカセから進化して、カセットの他に CD プレイヤーも搭載するのはもちろんのこと、メモリ型ウォークマンを接続すると CD から音楽を転送できます。価格も PC よりは安価だし、何より使い方はそれまで使っていたラジカセの延長線上にあります。

こういった人たちがカセットテープからメモリ型音楽プレイヤーへの移行を加速した結果が、ウォークマンのシェアが iPod を超えるという現象なのだと、私は考えています。

Sony Style(ソニースタイル)

1 件のコメント:

Yoshinori_K さんのコメント...

なるほど~。
Hit さんらしい、切れのいいポストですね。

そう言われてみれば、我が家もパソコンを使いこなしている(というのは少しおこがましいのですが)のは私だけで、「ラジカセからダビングできる(懐かしい響き)」ウォークマンは、それだけすそ野が広いんですね。

パソコンが使える人にはイメージしがたいことですが、使えない人はまだまだ、世の中の多数派なんでしょうね。