2009年8月3日

自称わかっているつもりのわかっていない人はわかっていないことを自覚している人よりも引っかかりやすい

Twitter でスパム DM が蔓延したそうで、私がフォローしている人の中にも何人もスパム DM を受け取ったという人がいた。幸いにも引っかかった人はいなかったようで、今のところ私の元には問題のスパム DM は届いていない。

それに対して、どういう人が引っかかったのかを kira さんがまとめてくれている。

http://kira-ism.seesaa.net/article/124879576.html

それによると、インターネットリテラシーの高い人が引っかかっているということだが、私は違うと思う。自称インターネットリテラシーの高いが実はよくわかっていない人が引っかかっているのではないかな。以下の3点について、意見を引用しつつ私の意見を書いてみよう。

1.インターネットリテラシーが高いグループ内で回遊する情報への盲信
つまり、リテラシーの高い人の知人=リテラシーの高い人という前提でDMを見てしまうので、信じ込んでしまうらしい。 これはリテラシーの高いグループ内で活動する人だからこそ陥る盲点かもしれない。
最もウィルスの危険性が高いのはウィルスに感染した知人のアカウントからウィルス入りメールが送られてくるケースというのは常識。あなたは、感染力の高い伝染病にかかった親友のところに、丸腰で見舞いにいくだろうか。いくら親友でも直接面会したりはしないだろう。治療に当たる医師だって防護措置をとって接触しているわけだし。知っている人からの DM だからといってむやみにクリックするのはそれと同じことをやっているようなもの。

ちなみに、私がフォローしている、それなりにわかっていると思われる人たちはちゃんとスパムだということを認識していた。つまり、本当にインターネットリテラシーの高い人は引っかからなくて、高いつもりの人が引っかかっているということ。

2.OAuthに対する盲信
つまり、「ついったーがMobsterWorldに対してOAuthのトークンを出しているのだから信用できるサービスのはず」と思ってしまうのではないだろうか?
これも同様。 OAuth の仕組みがわかったつもりで、わかっていないからそうなる。 OAuth はユーザーにとって安全なのでなく、サービス提供者が、ユーザーのパスワードを預かって保管した場合の漏洩のリスクから解放されるという意味で安全なのであって、ユーザーからすれば副次的な安全性はあるわけだが、直接的には安全なのではなく便利なだけ。

3.英語に対する慣れが悪い方向に作用してしまった
例のイケナイURLを踏んでしまった知り合いはみんな英語が得意だという共通性。
英語が得意ならば、いや英語が得意ではない私レベルでも100%怪しいと思える文面なのだから、あれに引っかかるということは英語力なしと考えてもいいだろう。英語が得意ではなく、英語を見慣れていて得意な気になっているというところかな。

基本的には kira さんと私は同じ意見のようだが、表現が違う。彼は「インターネットリテラシーが高い人」と書いているが、私は「インターネットリテラシーが高そうに見えるが実はよくわかっていない人」と表現している。

こういう挑発的な書き方をすると引っかかった人は気分を害するだろうね。しかし、スパム DM をまき散らされた側は気分を害したわけだし、私のように直接スパム DM を受け取っていなくても、 Twitter がその話題であふれて、 Twitter を利用することが面白くなくなったという点でものすごく気分を害している。

私も偉そうなことを書いているが、わかっているかと言われればわかっていないこともいっぱいあるしね。だからわかった気になって周りに迷惑をかけないよう、自戒の意味を込めて書いてみた。

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