2009年4月18日

PiTaPaって調べれば調べる程よくできていると感心する

今まで PiTaPa に関しては ICOCA とは相互利用できるけど Suica や TOICA とは相互利用できないので、より利用範囲の広い ICOCA に目がいっていてあまり気にしていなかったんだけど、先日、岡山の Hareca エリアや静岡の LuLuCa エリアでも PiTaPa の割引が適用されることを知ったのでちょっと調べてみた。

PiTaPa の割引ってポストペイだからできることなんだよね。鉄道会社ごとに月額利用料金の合計に応じて割引されるとか、一部鉄道では同じ路線を何度も使って結果として定期を買った方が安くついたということがわかれば請求額は定期代を上限にするとか。プリペイドだと一ヶ月の利用料金をこういう形で締めてないからできない。

クレジットカードの子カードとして発行しているから、公共交通機関なのにクレジットカードを持てない人が使えないという困った面があると思っていたら、今は単独発行のベーシックカードというのもある。それとてある程度の審査はあるだろうけど、さらに保証金を預ければいわゆる米国のセキュアカードタイプの PiTaPa を発行してもらうこともできるみたい。審査に落ちた人の救済措置も色々考えられている。

さらに不思議なのは、 ICOCA エリアで使おうとするとポストペイにも関わらずチャージが必要になるということ。つまり ICOCA 側ではプリペイドになるということ。 JR西日本が相互利用のために余分な仕様変更を嫌って、 PiTaPa 側が譲歩したんだろう。でも JR をあまり使わないならプリペイド部分にチャージしたら余った金額を遊ばせることになるし、 PiTaPa では総額割引とかもあるのでよけい JR を使わなくなるだけだと思うんだけど。

こうやってみると PiTaPa は顧客のメリットを優先に考えられていて、 ICOCA (に限らず Suica なんかも)は事業者のメリット優先に考えられているというのがわかってくる。ユーザーとしては顧客のとことを考えてくれる企業をもうけさせてあげたい。

PiTaPa のことを調べてみると、 Hreca とか LuLuCa は独自の割引をつけるためにプリペイドにして PiTaPa 下位互換なんだと思っていたけれど、どうやらそうではなくてポストペイというのを嫌ったんじゃないかなと思うようになった。地方のバス会社って赤字経営で補助金頼りのところが多いからね。自転車操業だとキャッシュフロー的にポストペイなんか採用できるわけない。それでも PiTaPa も使えるようにしたってことはそれほどひどい状況じゃないということなのかな。

岡山のバス路線は Hareca を採用した会社とそうでない会社があるのはもしかすると財務内容の差なのかもしれない。大人の事情もあるので一概にはいえないけど。

関西の私鉄各社は財務的に余裕があるのかな。 JR は財務云々よりも顧客を信用していないんだと思うな。ポストペイにしたら貸し倒れのリスクがあるからプリペイドにすると。 JR が倒産して顧客がチャージした金額を無駄にするリスクとかは考えていないんだろうね。国鉄的思想がまだあるのかな。

PiTaPa の悪いところ、 ICOCA エリアではチャージしなければいけないところとか Suica エリアでは使えないところとか、そういう部分って PiTaPa の事情よりも相手側の事情のような気がする。 PiTaPa 側では何ともできない部分だけに、惜しいね。

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