2009年4月4日

電子マネーの使い方について再考してみる

ちょっと電子マネーの使い方について考え直してみようかと思っている。使えるシーンとか色々変わってきたしね。

■Edy

独立系だし、よけいなしがらみがない分どんな店でも使えるし、一番期待しているけど一番使えない電子マネー。他の電子マネーの加盟店が少なかったので一番使ってきたけれど、最近は使うのをやめようと考えているところ。

流通系電子マネーならポイントカードとしての魅力があるが、 Edy にはそれがない。最近はポイントがたまるとか宣伝してるけど、あれはおサイフケータイに専用アプリいれなきゃいけない。しかもおサイフケータイの IC カード容量は限られているから、 Edy そのもののアプリに加えてポイントがたまるアプリを入れると他の電子マネーを入れる容量が足りなくなる。流通系電子マネーのポイントの魅力を考えると nanaco や WAON も入れておきたいけど、そうすると容量が足りない。だから結局ポイントはたまらないということ。

独立系の強みを発揮するはずが弱みになってしまっている。

■nanaco

セブンイレブンでしか使えないからどうでもいい。持ってなければセブンイレブンを避けて他のコンビニでも用が足りるからね。ただ他の電子マネーでは使えない収納代行とかでも使えるのが魅力。

そうそう、 Edy の利用をやめるつもりになったのは公共料金の支払いができなくなったからというのも大きい。制度を悪用してポイントのだだ取りをする人が出てきたのなら悪用できないように改善するのが企業努力であって、まともに使っている人の利便性を損なうのはユーザーが離れていくだけ。

nanaco はおサイフケータイの片隅に入れておいて損はないけど、積極的に使う理由もない。

■WAON

電子マネーというよりはイオンのメンバーズカード。クレジットカードでもそうだけど、イオングループはイオン経済圏を形成しているからイオン系の店舗を利用するときに持っていないと損する。だから WAON 単体じゃなくてイオンカードとかイオン銀行とか、イオン経済圏に取り込まれてしまわないと最大限そのメリットを享受することができない。

WAON は JAL のメンバーズカードにも三井住友カードにもイオン銀行のキャッシュカードにもついてきて、何枚も持っている。でも全部別扱いなんだよね。せっかく個人情報を登録しているんだから名寄せして、残高やポイントを共通化してほしいよね。これは他の電子マネーにもいえることだけど。それにカード型はオンラインで残高を確認できないというのは不便。

メリットは魅力だけど、特定の企業に依存しすぎるのはいやだからあまり使わないかな。

■Suica

使えない。そもそも電子マネーの前に定期券なんだから、定期券として利用しない人には価値が半減。 Pasmo や ICOCA など他の交通機関の IC 定期券を持っている人には価値はない。

色々提携していてポイントを Suica に交換できるけど、そのためにはクレジットカードを登録しなくちゃいけない。そうすると年会費が必要なので、それ以上のポイントを還元してもらえないならかえって損。 JR 東日本のクレジットカードなら年会費は無料だけど、それも「当面」なのでいつ有料になるかわからないし、今度はそのクレジットカードに年会費が必要になる。

特にモバイル Suica はだめだね。一度入れたら削除すらできないし、カードを差し込む必要がある駅の券売機ではチャージできないからクレジットカードを登録しないと事実上使えない。当然そのためには年会費が必要。ユーザーの利便性よりも事業者の都合を優先して作られているとしか思えない仕様。

年会費に見合うだけの使い方をしないなら持つべきではないと思う。

■iD

Edy の代わりに使おうと思っている。 Edy の使えるところならたいてい使えるしね。ポストペイなのでチャージ不要というのもいい。

ドコモのケータイクレジットだからドコモの携帯電話を持っていないと使えないように思われているけれど、三井住友カードなどではクレジットカード一体型や専用カードも発行しているのでこれがあればドコモの携帯電話でなくても使える。

これならクレジットカードでいいじゃん、という人は正解。ただクレジットカードが使えなくても iD なら使えるファミマみたいな店もあるし、そうでなくても少額決済がやりやすいというメリットもある。三井住友カードをメインで使っているなら一押し。そうでなければわざわざカードを作るメリットはそれほどないかな。

■QUICPay

自社系列の nanaco 以外はクレジットカードも使えなかったセブンイレブンで使えるようになったので気になりだした。でもカード型 QUICPay を手に入れるには今持っていないクレジットカードを申し込まないといけない。おサイフケータイは容量がいっぱいなのでカード型で持っておきたい。

そのためには JCB 系のクレジットカードが必要なんだけど、 JCB はオンラインサービスが使いにくいから嫌い。 JCB ブランドのカードは持っているんだけど、 QUICPay が申し込めないカードなので新たに JCB を申し込まないといけない。カード型 QUICPay を発行しているカード会社って、実は少ない。

新たにカードを申し込むとしたら UCS カードかな。ユニー系列の店で使わないと割引メリットはないけれど、単なるクレジットカードとしてみたら年会費無料でカード型 QUICPay と VisaTouch まで申し込める魅力的なカード。今すぐ申し込む気はないけど、これから申し込みを考えている人には結構おすすめ。

■VisaTouch

VISA インターナショナルが採用したのでこれが標準になっていくと思われるけど、現状では大幅に iD に負けている。クレジットカード系のポストペイ型電子マネーは将来的には相互接続されてどれか持っていればいいという時代になると思うんだけどね。そうならないと普及しない。


電子マネーは規格乱立だよね。規格乱立って、普及の妨げになるのは過去に何度もあったことだけど、歴史は繰り返す。というよりも、電子マネーはもう普及しないと思う。 nanaco や WAON のようなポイントカードや、交通系の IC 乗車券、そしてポストペイの非接触クレジットカードという形で普及して、電子マネー単体はもうおしまいかな。

そういう意味では Edy の役割は終わりつつある。企業として黒字達成できてないけど、もうこれ以上投資する必要はないんじゃないかな。電子マネーの発行はやめて、他社同士の相互接続とか、インフラ業に投資した方がいいような気がする。

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