2008年5月25日

What is EcoGae?

 このところ意識して自家用車から離れた生活をしていたので知らなかったのですが、トヨタが「エコ替え」というキャンペーンをやっているようです。これは、燃費のいいトヨタの新型車に買い替えてエコに貢献しようというキャンペーンです。

 しかしここには大きな落とし穴があります。買い替えることによって生じる新車製造時の環境負荷が考慮されていないことです。また、この論法でいくと手放した古い車は燃費が悪いので廃棄するべきですが、それによる環境負荷も考慮されていません。つまり、買い替えにかかる環境コストを無視して、燃費だけをはかりにかけているわけです。

 こういったキャンペーンに対して、疑問を呈している人もいますし、製造に必要なエネルギーをガソリンに置き換えると中古車を買った方が結果的に消費エネルギーは低いというレポートもあります。このキャンペーンはトヨタという営利企業が行っているものであって、目的は環境負荷の低減ではなくトヨタ車の販売促進であるということを忘れてはいけません。

 私は環境負荷を低減させるためには出来るだけ自家用車は買い替えないべきだと考えます。買い替えの必要が生じたときに、製造に必要なエネルギーや、将来廃棄に必要なエネルギーも考慮した上で環境負荷の低い車を選べばいいのです。今すぐ買い替えるなら、トヨタ車に買い替えるのではなくて、自転車に買い替える方がはるかに環境負荷を減らすことができます。

 ロハスなどでもそうですが、商売が絡んでくると金儲けが一番になってしまい、本来の目的がおろそかになってしまうようです。本当に環境負荷を低減させたいなら、今すぐ自家用車の利用を控えて、公共交通機関や、近距離ならば自転車を利用すべきです。そうやって本当に必要なときだけ自家用車を利用すれば、その分ガソリンの消費量も減るし、買い替えまでの期間も長くなり、環境負荷を減らすことができます。

 自家用車の保有をやめてしまうのが環境負荷低減には最善なのはいうまでもありません。しかし便利なものは便利なのです。利便性を享受しながら将来のことを考えるには、使い方を工夫するのが一番です。

2 件のコメント:

Yoshinori_K さんのコメント...

まったくその通りだと思います。

自社の販売戦略に "ECO" という衣をまとわせたTOYOTAの姿勢は "deceiving" に近いものを感じますが、まぁ Prius サマサマと言ったところでしょうか?
逆に、ビジネスに活かせるからこそ、ECOLOGY という意識が浸透しているところもあって、まだまだこの問題は根が深そうですね。
本当に Ecology を主張するのであれば、ライカM8のように、いつまでも使える車とか家電製品とかを提案するべき段階に来ているようにも思えます。

Hit さんのコメント...

 トヨタは営利企業ですから売り上げが一番なわけです。しかしエコというからには、いいものを長く使ってもらえるようアフターサービス、サポート部門の充実を図り、株主にとってだけでなく、消費者や地球環境にとっても魅力的な企業になってほしいものです。

 現在のエコというのは、金儲けの道具と、ヒステリックな文明否定派の大義としての両極端な普及しかなされていないようです。もう少しバランスのとれたエコが普及してほしいですね。