2008年3月25日

DVD for recording

お店で売られている DVD-R には、録画用とデータ用があって、録画用 DVD-R には、私的録画補償金が上乗せされています。

http://mount-q.com/yamaqblog/?p=1668

このことを知った上で、私的録画補償金を支払いたくない、あるいは単に値段が安いからという理由で、データ用 DVD-R を録画用に使うのは自由です。ただし、故意に私的録画補償金の支払を免れたという理由で、ある日突然莫大な金額の損害賠償金支払の訴訟を起こされるリスクがあることは覚えておいた方がいいでしょう。

私自身、補償金制度には疑問を持っています。一括課金のため、自分が支払ったお金が本来渡るべき相手に渡らないこと、そしてオリジナル作品など本来補償金を支払う必要がないものに対してまで課金されてしまうということが問題です。

最近では、デジタル著作権保護など、規制を強化する方向にあります。私は規制を強化すればするほど、抜け道が出てきて、正直者が損をする世界になってしまうと思っています。できることなら、規制などせず、消費者が喜んで対価を支払いたくなるような素晴らしいサービスを提供してほしいものです。

私は、「悪法も法なり」という考えを持っています。ですから、補償金制度が存在する以上、故意に支払を免れるようなことはせず、支払うべきだと考えています。

私はまた、「義務なくして権利なし」という考え方も持っています。権利を主張したければ、まず義務を果たすこと。補償金制度が不満であっても、制度として存在する以上、支払った上で、堂々と異議を唱える。そうして、補償金制度を覆すことができたときに、以前支払った補償金にしかるべき利子を付して返還を要求するべき思っています。

補償金制度に異議を唱えて、あえて保証金を支払わない、訴訟を受けて立つというやり方も、一つの方法です。私のやり方ではないですが、私はそれを認めます。現時点で補償金を支払いたくなければ、補償金のかかっているものを利用しないという方法もあります。私はテレビは録画しないどころか見ないし、最近では CD も買いません。そんなことをしなくても、音楽を楽しむことはできるし、他にも娯楽はあります。

いずれにせよ、補償金制度に対して異議があるのなら、意見を表明する、補償金のかかったものを利用しない、訴訟を起こすなど、過激なものから穏やかなものまで、アクティブなものから受け身のものまで、いろいろな方法がありますから、何らかのアクションを起こすべきでしょう。

2 件のコメント:

yamaq さんのコメント...

明快ですね。説得力もあり、理にかなっていると感じました。残念ながら保証金制度に関して、ご指摘のレベルまで真剣には考えていませんでした。保証金制度という形で課金されていることを知って、なんだか「勝手に」とられているような気になって、エントリーした次第です。

「義務なくして権利なし」は、常日頃から私も意識している考え方で、まったく同感です。これに加えて、「悪法も法なり」についても少し考えてみたいと思いました。

Hit さんのコメント...

補償金制度というのは web では悪者扱いする意見が多いようですが、一括課金という方式によって低コストで課金できることも事実です。個別課金によって支払いたい相手に支払えるようにするにはコストがかかりますから、このあたりをどう解決するかを考えなくては補償金制度に対してしっかりとした反論はできません。

現在の日本では、 CD からリッピングした曲を個人のブログで配信することはできませんが、追加料金を支払うことによってそれを可能にできたなら、ユーザーはお気に入りの曲を紹介できて、ミュージシャンにとっては宣伝になります。このあたりの何かうまい方法がないかと思っていますが、今のところ思いついてはいません。