2008年1月15日

MySpace's battle against child abuse

MySpace が未成年者保護のために 18 歳未満のプロフィールを自動的にプライベートモードにしたり、保護者が子どものメールアドレスを申告することでそのメールアドレスでの入会ができないようにするなどの対策を発表しました。

未成年者を犯罪から守ることに異論はないのですが、はたして臭いものに蓋的な方策でうまくいくのが疑問です。 MySpace への入会を制限することで犯罪性の高い裏サイトへ流れていったり、あるいは過保護にするあまり犯罪に巻き込まれそうになったときの対処方法がわからない子どもになったりする方が心配です。

皆さんもそうだったと思いますが、思春期の子どもたちは禁止されるとよけいやってみたくなります。押さえつけられると反発します。多少の冒険は大目に見て、自分の行動に年齢なりの責任を持って判断できるように見守りたいものです。

だからといって MySpace のやり方が全くまずいというわけでもありません。子どもが(大人でも)自分で身を守れるケースと、自分の力ではどうにもならないケースがあります。例えば、道路を歩くとき、車に気をつけて歩いたり、交通ルールを守ることである程度の交通事故から身を守ることができますが、正しく通行していてもそこに暴走車が突っ込んでくるような事例には対処しきれません。

道路の例でいうと、保護者の申告で子どもの MySpace 入会を拒否するのは、交通事故の危険性があるから外を歩かせないようなものです。あるいは、交通量の多い道路は歩かせないとか。そうすれば確かに交通事故の危険性は減りますが、行動範囲は狭まります。また将来交通量の多い道路を通行する必要に迫られたときに、どうやって歩いていいかわからず困ることになります。

以前 "Parental Control for Parents" でも書きましたが、子どものための保護策は大人が満足するためのものになってしまう可能性があります。犯罪を脇に押しやって見えなくするのではなくて、犯罪に巻き込まれないための知識を身につけさせる事が大切です。

もちろん、世の中から完全に犯罪がなくなってしまうのならそれでいいのですが、明日から急に犯罪のない世の中になるというのは現実的な考えではありません。犯罪が存在するのなら、それから身を守ることを考えるのが現実的です。

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