2007年5月28日

Twitter vs Jaiku

今年に入ってから日本でも人気が爆発した Twitter ですが、このところサーバーダウンが多く、類似サービスに移っている人も多いようです。

そんな中、 Twitter に早くから注目していた人たちの間で人気が出てきたのが Jaiku なのですが、実は Twitter と Jaiku はかなり違います。どちらも携帯電話を利用したテキストコミュニケーションツールという共通のキーワードを持っていますが、 Jaiku は Twitter 人気にあやかった類似サービスではないので実際にはかなり方向性が違います。

Twitter はシンプルで単純なサービスです。元々は携帯電話の SMS を利用してメッセージをやり取りできるだけでした。それまでの一対一の SMS を一体多のコミュニケーションにしたのがもっとも大きな点でしょう。その後 IM 経由でも利用できるようになり、クライアントアプリケーションも多く登場して携帯電話がなくても楽しめるようになりました。

日本の携帯電話は SMS に対応していないものが多いため、日本から利用できるようになったのは IM 対応以降の話ですが、私はやはり本来の SMS での利用が Twitter の一番面白い部分だと思っています。 SMS なら一番機能の少ない携帯電話でも使えます。つまり、ほとんどの人が使えるということで、それは利用するためのハードルが低いということです。

しかしそうはいっても Twitter はユーザーの要望に応えて IM に対応したりモバイル版サイトを用意したりと、日々変化していますから、もうすでに SMS のためのシンプルなサービスではなくなりつつあります。今後もユーザーの要望を取り入れて変わり続けていくでしょう。

Jaiku では、 Twitter にはないコメント機能や、アイコン機能があります。そして、 Twitter のような @ とか D とかのコマンドはありません。 Jaiku は SMS で投稿できるけれども、 SMS だけで使うのではなくて、もっとリッチなインターフェイスを前提としたサービスなのです。特にコメント機能はユーザー同士の会話が繋がっていく傾向があり、脈絡のない独り言の集合体たる Twitter とはかなり印象が違います。

いずれのサービスでもそれまでのサービスと決定的に違うのは投稿の容易さです。日本以外では携帯電話の SMS で送信すればいつでもどこでも投稿でき、また web サイトにアクセスすれば、トップページにいきなり投稿枠が表示されます。いちいち記事作成ページに移動しなくてもいいのです。このあたりの投稿の容易さこそが従来のブログと違うエントリの濫造を生んでいて、それをおもしろがる人とそうでない人が現れているのです。

いずれのサービスも、積極的に発信した人が楽しめるサービスです。話題のサービスだからといって参加して、著名ユーザーを add しただけでは面白くありません。情報をたくさん発信すればそれだけ有用な情報を受信できるようになります。

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