2007年1月7日

Comparing Softbank With Willcom

ソフトバンクが新しくホワイトプランという料金プランを発表しました。

但し書きの多い従来のプランに対して、但し書きのないシンプルなプランとなっています。月額基本料が 980 円というのはなかなか魅力的ですが、それ以外の部分も含めて、キャリア内通話無料の元祖であるウィルコム定額プランと比較してみましょう。


基本料金

基本料金はウィルコム定額プランの月額 2,900 円に対してソフトバンクホワイトプランは月額 980 円と圧倒的に安いですね。ウィルコム定額プランは 2 台目からファミリー割引で月額 2,200 円になりますが、それでもソフトバンクホワイトプランは安いですね。

ウィルコム定額プランは年間契約必須ですが、ソフトバンクホワイトプランはこのことに関しては触れていません。これで年間契約必須ではなくいつでも解約できるとすればすごいことです。


無料通話

どちらのプランもキャリア内通話が無料というのが最大の売りですが、いずれも制限がつきます。

ウィルコム定額プランの場合は 2 時間 45 分以上の連続通話に対して 30 秒あたり 10.5 円の通話料がかかります。 2 時間 45 分というのはかなり長電話ですし、一度電話を切ってからかけ直せば連続通話にはならないので事実上はほぼ無制限で無料といっていいでしょう。時間帯に制限はありませんが、通話料無料だからと安心して電話機を持ったまま眠ってしまって翌朝までの通話料がかかったという話は何度か聞いたことがありますからこの点は注意が必要です。

また、ウィルコム定額プランではキャリアが違っても 070 で始まる PHS ならすべて通話料無料ですから、電話番号で相手が無料通話の対象かどうか簡単に判断できるのは助かります。ソフトバンクホワイトプランの場合はナンバーポータビリティの件もあって電話番号だけでは相手が無料通話の対象かどうかはわかりません。

ソフトバンクホワイトプランの場合はゴールドプランで有名になった夜間 21 時から深夜 1 時までの時間帯はすべて無料通話の対象外になります。ゴールドプランについていた 200 分の無料通話もありませんから、この時間帯によく電話をする人はホワイトプランを選ぶ価値はないということになります。


通話料

無料通話以外の通話料に関しては、ウィルコム定額プランでは固定電話宛は 30 秒あたり 10.5 円、携帯電話宛は 30 秒あたり 13.125 円です。普通の携帯電話の一般的なプランとかわらない値段ですね。

ソフトバンクホワイトプランの場合は無料通話以外の通話料は一律 30 秒あたり 21 円です。 NTT ドコモや au だと基本料金の一番安いプランと同じくらいの通話料です。かなり割高ですが、基本料金の安さを考えると当然ともいえるでしょう。


メール

メールに関しては、かなり差がつきます。ウィルコム定額プランでは、ウィルコムのアカウントを使うメールに関しては宛先に関わらず送受信ともすべて無料ですが、ソフトバンクホワイトプランの場合はソフトバンク同士のみが無料の対象です。しかも、他社携帯とメールの送受信をするためには月額 315 円のベーシックパックに加入する必要があります。また、 2G 携帯の場合はショートメールだけが無料の対象です。

いずれも他社携帯との通話は無料になりませんが、ウィルコム定額プランの場合はメールを使えばすべて無料になるのに対して、ソフトバンクホワイトプランの場合は無料通話の対象にならない相手はメールも無料の対象になりません。


パケット通信

パケット通信もかなり差がつきます。 1 パケットあたりの料金は、ウィルコム定額プランでは 0.021 円に対して、ソフトバンクホワイトプランでは 3G 携帯で 0.21 円、 2G 携帯なら 0.315 円もかかります。ウィルコム定額プランの 10 - 15 倍です。

しかも、ウィルコム定額プランでは月額 2,100 円で電話機単体はもちろん、 PC と接続してモデムとして利用した場合のパケット代もすべて定額になるオプションをつけることができます。

ソフトバンクホワイトプランにどのようなオプションがつけられるのかはわかりませんが、ゴールドプランと同じいわゆるデュアル定額が適用できるとして考えてウィルコムのデュアル定額と比較してみましょう。

下限料金はウィルコムの 1,050 円に対してソフトバンクは 1,029 円とわずかに安いのですが、上限料金はウィルコムの 3,800 円に対して 4,200 円と高くなっています。

しかもウィルコムでは 36 万パケットで上限金額になるのに対して、ソフトバンクでは 52,500 パケットで上限金額に達します。

さらにソフトバンクの場合はいわゆるフルブラウザを使うと上限金額は 5,700 円まであがります。ウィルコムではフルブラウザが標準ですから、フルブラウザを使っても上限金額は 3,800 円です。

その上ソフトバンクの場合は PC と接続してモデム通信をする場合は定額料の対象外になり、いくらでもパケット代がかかります。ウィルコムの場合はモデム通信をした場合でも 6,300 円が上限です。


まとめ

ウィルコム定額プランとソフトバンクホワイトプランを比較すると、ずいぶんウィルコム定額プランの方がお得に見えますが、それは最初に述べた基本料金の差からくるものと考えていいでしょう。

特に他社宛メールやパケット通信を多用するヘビーユーザーならウィルコム定額プランの方が圧倒的にお得です。

しかし、ソフトバンク宛の通話以外には数行のメールしか利用しないというライトユーザーなら、基本料金の安いソフトバンクホワイトプランの方が割安になってきます。ホワイトプランに向いているユーザーというのは、実はライトユーザーなのです。

以前ソフトバンクのプリペイド携帯は年間わずか 3,000 円で着信専用電話として使えるということを書きましたが、普段はほとんど発信しなくても、いざというとき使えないと困るという人には月額 980 円のホワイトプランがおすすめです。

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