2006年3月3日

What is the web 2.0?

最近、 web 2.0 という言葉もずいぶん一般的になってきたような気がします。そこで少し、ユーザーの視点から見た web 2.0 とは何かを考察してみたいと思います。

Web 0.1

Web 0.1 とは、私が勝手に作った言葉です。いうなれば、 web 登場以前の、例えばパソコン通信の BBS とか、 usenet の newsgroup とかですね。これは、いわばムラ社会の情報網。近所の情報しか入ってきません。

例えば、かつてはパソコン通信のサービスを提供する会社は何社もありました、しかし、同じパソコン通信ののユーザー間でないと、メッセージのやり取りはできませんでしたし、自分が登録しているフォーラムとか会議室とか呼ばれる場所の情報しか入ってきませんでした。

Web 1.0

そして、 web の登場です。これによって、インターネットに接続するすべてのサーバーの情報を得ることができるようになりました。しかし、膨大な量の世界中の情報をどうやって探すかというと、これはヤフーなどのディレクトリサービスに頼るしかありませんでした。マスメディアの時代ですね。

Web 2.0

Google の検索が登場したあたりから、少しずつ web 2.0 の形が見え始めてきました。ディレクトリサービスなどの、いわば他人に提供された情報ではなく、自らが必要な情報を探していけるようになったのです。そして、マスメディアではなく、パーソナルメディアも検索技術の発達によって世界中に情報を発信する意味が出てきたのです。

Web 1.0 では、個人ホームページを作ったとしても、友人に見てもらうか、もっと広く世間に知らしめるにはヤフーなどのディレクトリに登録してもらうしかありませんでした。しかし web 2.0 では、何らかの情報を web に掲載しておけば、それを必要とする人が自力で検索してたどり着いてくれます。

ただし、 web 2.0 では、 web 1.0 のような「与えられた」情報はありませんから、自分が何を必要としているかを知って、それをどうやって得ることができるかを理解した人だけが、望むものを見つけることができます。

例えば、ニュースを読むにしても、 web 1.0 ならヤフーのニュースページを見ていれば良かったのですが、 web 2.0 では自分が必要なキーワードにマッチするニュースを検索するテクニックを持っている人だけが、必要な情報を得ることができるわけです。

Web 0.1 では、放っておけば勝手に耳に入ってきていた近所のうわさ話も、 web 1.0 では自分からニュースサイトに見に行く必要が出てきました。そして web 2.0 では、そこら中に散らばっている情報から自分が必要なものを探し出さなければならなくなったのです。

こうして、情報量が増えた代わりに、その中から必要なものを探し出すにはそれなりのスキルが必要になってきたのです。ですから、世の中すべてが web 2.0 になるのではなくて、 web 1.0 は相変わらず残っていくと思っています。スキルのない人にコンパクトに情報を提供するために、あるいはスキルはあっても楽をしたい人のために。

そんな中、 SNS はある意味時代に逆行しています。これは web 0.1 のインターフェイスですからね。昔のパソコン通信と同じで、同じサービスのユーザーでなければメッセージのやり取りはできないし、自分の周りの情報しか得ることができない。そのかわり、スキルを必要としないのです。ある意味時代に逆行しているけれども、難しくなりすぎた web を簡単にするという意味では時代のニーズにマッチしたものです。

特に mixi はその傾向が強いですね。 Gree は、元々日記機能はなくて外部のブログを取り込んでいたり、キーワードや母校による folksonomy 的要素を取り入れたりして、最初から web 2.0 的機能を盛り込んでいました。だから、 mixi よりも gree の方が敷居が高く、取っ付きにくく感じた人が多かったのではないでしょうか。

これからは、自分の周りの情報を手っ取り早く得るための SNS 、多くの情報の中から必要なものを探し出すための検索テクニックなどをうまく使い分けて、情報の海を渡っていく必要がありますね。

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