2005年12月17日

Communication between bloggers beyond Trackback

私がブログというものを知って、これは良いと思ったのは従来の私の web サイトにはないいくつかの特徴的な機能を備えていたからです。

まずひとつは、サイトフィードです。これは、コンテンツを、人間だけでなく、コンピュータにも読めるようにした画期的な機能ですね。残念なことに、規格がいくつもあって、まだ変更が加えられているので、環境によっては不具合が出ることもあります。

そして、 API の存在があげられます。 Web インターフェイスで更新することはもちろん、デスクトップアプリケーションや、他所の web アプリケーションからでもブログを更新することができます。これによって、バックエンドのデータベースと、フロントエンドのユーザーインターフェイスが分離され、好きなものを組み合わせて使うことができるようになりました。

もうひとつは、 ping ですね。今まではサイトの更新があったかどうかは巡回してみなければわからなかったものを、 update ping を送信することによって明示的に知らせることができるようになりました。検索エンジンのロボットですら、最近は update ping server を参照して効率的に巡回しているようです。

Ping には update ping の他に trackback ping もあります。例えば、他人のブログを参照したとして、今までは参照したサイトからはリンクを掲載してあれば参照元を見ることができましたが、参照されたサイトの方からはどこで参照されたかはわかりませんでした。

しかし、トラックバックの登場によって、参照元に対して明示的に参照した事実を知らせることができるようになりました。トラックバックによってブログ作者間のコミュニケーションは飛躍的に便利になったといっていいでしょう。

ところが、トラックバックというのは当然受け手と送り手の双方が対応していなければ利用することはできません。多くのブログではトラックバックに対応していますが、このサイトはトラックバックに対応していません。また、ブログでない写真共有やソーシャルブックマークなどのサイトを参照しても、トラックバックを受け付けてくれません。

また、トラックバックは参照の事実とは関係なく、手動で送信する場合が多いので、無関係なサイトにトラックバックを送信するいわゆるトラックバックスパムというのも多く発生しています。せっかくのトラックバックですが、トラックバックスパムによって不快な思いをする人が多いのも事実です。

そんな中、 Technorati の登場によって、トラックバックというものの意味が薄れてきました。トラックバックを送信しなくても、 Technorati が前述の update ping server を参照して、ブログ間の参照をクロールしてくれます。

さらに、 Google や Ask Jeeves などもブログ検索に参入してきて、今やトラックバックはなくても参照されたことを見つけるのは容易になっています。そしてここにきて、 Google が Blogger Web Comments をリリースしましたから、 Firefox を使っている限り、トラックバックはなくても困りません。

Blogger では、少し前からバックリンクと呼ばれる、ブログ検索を利用してエントリに言及した他のブログを表示できる機能が提供されていましたが、それを他のブログでも利用できるようにした Firefox 拡張機能が Blogger Web Comments です。

また、新しいサービスとしてちず窓というのも登場しています。これは、地図をキーにしてブログの関連性を検索する方法です。ブログに表示されたちず窓の地図単独では単なる地図表示サービスに過ぎませんが、そこからちず窓のサイトに移動すると、その付近の場所にマークをつけた他のブログを参照することができます。

Technorati や del.icio.us はタグを使って、Blogger Web Comments は検索エンジンのリンク解析を使って、そしてちず窓は位置情報を使ってブログのつながりを表示してくれます。

どうやら、トラックバックは、ユーザーが手動で送信する従来のトラックバックから、意識しないうちにつながっていく他の方式に変わりつつあるようです。ユーザーは面倒なことをしなくても勝手にブログ間のつながりを作ってくれますから、大変便利です。

皆さんも、スパムまみれのトラックバックはもうやめて、新しい方法に移行しませんか?

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