2005年7月3日

What is the weblog?

このところ、ブログという言葉もずいぶんあちこちで聞かれるようになりました。しかし、どうもその定義については、曖昧なまま使われているようです。そこで、私なりに、ブログとはどういうものか、考察してみることにしました。

いろいろと見て回ると、時系列で表示されるとか、更新が簡単とか、コメントがつけられるとか、そのような解説がよく見られます。また、日記のようなもの、といった説明も見られます。

Blogの語源は、web-logつまり、web日誌ですから、ある意味、日記のようなもの、時系列で表示できるものというのは表面上は間違いではないでしょう。しかし、私は、ブログの本質は、目に見えない部分、つまりXMLにあると考えます。

XMLとは何か。つまり、XとMとLですね。XferとModifyとLearnです。かなりこじつけな3つの単語ですが、ひとつずつ説明していきましょう。

X: xfer

Transferをxferとしているあたりがすでにこじつけですが、転送することです。ブログでは、RSSやAtomといったsite feedを使って、書かれている内容を配信しています。これを、ニュースリーダーで読み込むことで、読者は複数のブログをまとめて効率的に読むことができます。いちいち巡回しなくても、更新があったらすぐにわかりますし、長らく更新がないブログでも、ニュースリーダーに登録しておけば更新を見逃すことはありません。

M: modify

ブログの更新のことです。多くの人は、ブログをwebインターフェイスを介して更新していると思いますが、それではブログの本当の便利さはわかりません。真のブログは、APIを介して、デスクトップアプリケーションや、他所のwebサービスから更新することができます。例えば、Flickrの写真を、Flickrのインターフェイスからブログに投稿できるのはこのAPIのおかげですね。

L: learn

更新を知ることです。ほとんどのブログでは、update pingを送信できます。これによって、ニュースリーダーや、検索エンジンが、ブログが更新されたことを知り、効率的に巡回できるのです。

こうして書いた3つのキーワードは、いずれも人間が目にする部分ではなく、コンピュータが処理する部分です。つまり、ブログというのは、人間ではなく、コンピュータが読むものなのです。もちろん、書くのは人間ですし、最終的に読むのも人間なのですが、書かれた内容を読み取って、利用方法にあわせて体裁を整えるといった部分は、コンピュータが処理するわけです。

さらに加えて、ブログの本質としては、OpenとConnectivityがあります。

Open

誰でも作れる、誰でも読めるのがブログです。日記というのは、どちらかというと、人に見せない自分の思いを書き綴ったもの、あるいは、交換日記のように、限られた人だけの間で読まれるものといった印象がありますが、ブログの場合は、世界中に公開されるのを前提としています。特別な知識がなくても、簡単に作ることができるサービスが多数存在するのもブログの良さですね。

Connectivity

接続性もブログの特徴のひとつです。SNSとか、コミュニティサイトとかだと、同じサービスに加入している人同士でないと友人登録したり、相互リンクしたりできませんが、ブログの場合は、どのようなブログを使っていても自由にコメントを書いたり、リンクリストでお互いにリンクし合ったりできます。

最初にブログの本質はXMLといいましたが、別の言い方をすれば「開かれているもの」ですね。コンピュータにも、他のブログサービスを使っている人にも、開かれているのがブログです。

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